下田逸郎ライブ [音楽]
下北沢へ下田逸郎のライブを見に行きました。
下田逸郎はいつも、おもむろに語り始め、不意に歌いだす。
そして、繊細なメロディにのせて歌詞を丁寧に発しながら歌う。
この感じが好きで、もう、何十年もこの人のライブに通っている。
歌った後、こんなことを言っていた。
「過去のしがらみは65歳までに消したほうがいい。そうしないと、そこから先へ進めないからね」
なるほど、と思った。
自分を追い越していく過去は、そのまま、やり過ごしたほうがいいのかもしれない。
下田逸郎の代表作は、石川セリのために作った「セクシイ」や松山千春が歌う「踊り子」だが、
桑名正博にも、いい唄を残している。
「月のあかり」という唄だ。
この晩のライブでは、めずらしくこの唄を歌った。
65歳の今も唄を作り旅をしながら歌い続ける姿は、とても素敵でした。
「月のあかり」 桑名正博ヴァージョン&下田逸郎ヴァージョン
タグ:下田逸郎 月のあかり
2013-09-04 19:59
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コメント(26)
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何気ない 奇をてらうわけではない言葉を
丁寧に並べているような歌詞なのに
この歳になって 聴きながら 目でも読むと
何故か男と女の違いを納得ずくで優しく認識したような
自分の小ささを認めるような 時間の気まずさには結局抗えないような
素直な気分を思い起こします(^^)
by 獏 (2013-09-04 20:54)
初めて聴きました。
ステキな曲ですね。
by DEBDYLAN (2013-09-04 23:23)
65までに・・・なかなか出来ない事だと思う。^^;
by たいへー (2013-09-05 07:18)
過去のしがらみは65歳までに消したほうがいい..
なるほど、、、
来年は、65になっちゃうな。。。
by なんだかなぁ〜!! 横 濱男 (2013-09-05 07:28)
おはようございます。
セピア色、男の背中いいです。
by 夏炉冬扇 (2013-09-05 07:40)
「過去のしがらみは65歳までに消したほうがいい。そうしないと、そこから先へ進めないからね」
古きを訪ねて新しきを知る-なんてことわざがありましたが、もうそんな悠長な事を言ってられない。精神衛生上、昔のことや他人の評価をうだうだ考えないで残りの人生を前を向いていこう。
by beny (2013-09-05 08:10)
初めて知りました!
有難うございました。
by 斗夢 (2013-09-05 08:44)
心に染み込むような、淡々として深い響き
下田逸郎氏の歌に、聞き惚れました。
やり過ごすことも、淡々と見送りたいです
by engrid (2013-09-05 16:17)
65までですか
つい2年前に整理したつもりだったけど
もう一度 見直して上手く整理してみます
たぶん 僕の場合 必要な作業だと思うので(笑
by (。・_・。)2k (2013-09-05 17:36)
好きなシンガーと共に年を重ねていくのは素敵なことだと思います。
by 38kicks (2013-09-05 17:58)
下田逸郎さん、大好きです。
月のあかりもそうでしたか~♪
未だに過去の呪縛が解けていないな~と思う瞬間がありますね。
でも、若い頃に比べたらだいぶマシになりました(^^
by ケロヨン (2013-09-05 20:09)
どちらのバージョンも味わい深いですね。
しがらみにがんじがらめの身
65歳までわずかしかありません(笑)
by そらへい (2013-09-05 21:05)
歌のうまさと言ったら、桑名だろうけど、下田の素人っぽい、でもそのナイーブな感じがいいのかな。味がにじみでてきます。気負いのないというのがあってます。
by さきしなのてるりん (2013-09-05 21:19)
月のあかり、曲は知ってたけど、
下田さんの曲だったとは・・・!
こうして聞くと、すごい深い味です。
65になるまでに私は、どんな風に過去を
ひきずっていくんだろうか~(苦笑)
by よーちゃん (2013-09-05 21:45)
過去のしがらみのすべてを消せるほど、人生は簡単じゃないと思う。
もちろん下田さんも、そんなことはとっくにお見通しなんだと思う。
だから、出来るだけ、可能な限り・・・という意味に違いないと思う。
しかし、それにしたって、とても難しい気がします。
追い越して行く過去が、しがらみを引き連れて行ってくれればいいのに。
by song4u (2013-09-05 22:00)
昨日のコメントありがとうございます。
白菜の芯芽元気そうでしたので様子見ます。
by sarusan (2013-09-06 14:31)
獏 さん
>男と女の違いを納得ずくで優しく認識したような自分の小ささを認めるような
そうなんです。
下田さんの唄は、男と女の微妙なズレを描いたものが多く、
自分の小ささ、男のせこさに気づかされ、
いつもハッとします。
DEBDYLAN さん
桑名正博も、下田さんの唄を歌うようになって、
シンガーとしての幅が増したのではないでしょうか。
たいへー さん
65歳までに、なんとか過去のしがらみを消しましょう。
先の人生へ進めないのですから。
とは言え、なかなか消せないものでしょうね。
なんだかなぁ〜!! 横 濱男 さん
65歳以降の人生を考えると、
できるだけ過去をリセットしたいですね。
夏炉冬扇 さん
下田さんの後ろ姿です。
なんかいいですよね。
beny さん
>昔のことや他人の評価をうだうだ考えないで残りの人生を前を向いていこう。
下田さんの言いたいことは、僕もそんなことだろうと思います。
そのために、過去をリセットするということだろうと。
斗夢 さん
コメントありがとうございます。
過去をリセットして、前向きにいきたいものです。
engrid さん
下田さんの唄は、いつも淡々としているけど、
心に届いてしまいます。
そして、いつも自分のせこさ、小ささに気付かされます。
淡々と、飄々と、生きていきたいものです。
2k さん
僕も、何度も何度も過去をリセットしていますが、
なかなか、消えてくれません。
65歳までに、あと何回リセットすればいいのやら。
38kicks さん
そうですね。
高校時代から下田さんの唄を聴いているので、
かれこれ40年以上になります。
ケロヨン さん
下田さんの唄との出会いは、
彼が東京キッドブラザースの音楽監督をしていた頃の劇中歌でした。
繊細な歌詞とメロディに惹かれて、いまだ聴いています。
過去の呪縛、僕も何度もリセットしたつもりですが、
簡単には、解放されませんね。
そらへい さん
しがらみや腐れ縁は、何度リセットしても
そこから解き放たれることはないですね。
でも、少しずつ整理して、その先の人生を生きていきたいものです。
てるりん さん
>素人っぽい、でもそのナイーブな感じがいいのかな。味がにじみでてきます。
下田さんの唄は独特で、流行のポップソングとは違いますね。
歌詞を、一語一語丁寧に歌うところが、たしかに素人っぽく感じるかもしれません。
でも、唄に対する誠実さが感じられて、そこが好きな部分でもあります。
ライブでは特に、そんな感じが強くでています。
よーちゃん さん
「月のあかり」は、桑名正博の曲として有名ですが、
下田バージョンも、独特な深い味わいがありますね。
song4u さん
>過去のしがらみのすべてを消せるほど、人生は簡単じゃないと思う。
おっしゃる通り、過去のしがらみから解き放たれることは、そう簡単にはできないんでしょうね。
できるだけ、可能な限り、過去をリセットして、
その先へ向かおう、ということだと思います。
sarusan さん
白菜、大事にならなくてよかったです。
野菜作りは、日々、いろんなことがありますね。
露地栽培の場合、天候には抗えないですね。
by cafelamama (2013-09-06 20:22)
下北沢にライブを見にこられてましたか
「月のあかり」下田さんの歌い方は
しみじみと歌詞が深く心に入り込んでくるような感じですね
下田逸郎さん、改めて略歴を見てみましたが
2010年「カフェラママ」で公演し大好評を浴びるって書いてありました
cafelamamaさんのお名前と、なにか関係ありそうですネ
by はなだ雲 (2013-09-07 14:27)
はなだ雲さん
NYにCafe Lamamaという劇場がありました。
今はLaMaMa E.T.C という名称に変わっています。
世界中の演劇を上演する実験劇場で、
日本からも東京キッドブラザースや天井桟敷などが、
その劇場で公演を果たしています。
下田さんは、1970年に東京キッドブラザースの音楽監督として
その劇場で公演をして、大好評を博しました。
1974年、僕も東京キッドブラザースの公演でその劇場に行きました。
下田さんはすでにキッドを退団していましたが、
その年、下田さんもたまたまCafe Lamamaに来ていました。
話せばとても長くなるのですが、
cafelamamaと言うハンドル名は、その劇場名から拝借しています。
by cafelamama (2013-09-07 20:23)
いい歌ですよね~!!日本酒が進みます~!!(^o^)v
by macinu (2013-09-08 13:08)
石川セリの「セクシー」大好きです。そうかぁ、下田さんの作品だったんですね。それは知らなかったです。
桑名正博の「月のあかり」、彼のファンの中ではこれが一番だと言う方が多いですね。
by KEI (2013-09-09 02:06)
お恥ずかしながら下田さん・・・存じ上げませんでした。
色々聴いてみます♪
by 駅員3 (2013-09-10 10:57)
macinu さん
下田さんの曲は、なんとも味わい深いです。
下田さんもお酒が好きでライブの後は、かなり召し上がってますね。
KEI さん
「セクシイ」は、石川セリのために作ったんだけど、
自分のレパートリーの中に入れて、歌ってますね。
下田さんの歌詞の特徴は女の側に立った唄が多いんですが、
「月のあかり」は、めずらしく男の側に立って歌ってますね。
駅員3 さん
下田さんは大ヒットがあるわけではないので、
知らない人のほうが多いですね。
繊細な唄言葉を独特なメロディにのせて歌うので
そのマイナーさ加減が合うかどうかで、好き嫌いが分かれると思います。
by cafelamama (2013-09-10 12:24)
還暦の60歳でもう一度、人生がスタートするといわれるので
その辺、65歳辺りまでに、いろんなしがらみを整理しておいた
方がいいっていうのは、納得ですね。
by はまちゃん (2013-09-10 23:20)
はまちゃん さん
>60歳でもう一度、人生がスタートする
そうかもしれませんね。
いろんなしがらみ、なかなか整理できるものではないのでしょうが、
身辺も含め、できるだけ身軽になっておきたいものです。
by cafelamama (2013-09-11 12:22)
独協大学の学園祭の下田さんのライブは、一生の思い出になりました。
語りも独自で面白い。下田さんの「古い愛の唄」「夜の踊り」が好き。
高円寺のライブハウスできいた「曼荼羅」をもう一度ききたい。
下田さんの唄は魂まで浸透し、旅先でよみがえります。
by 平井茂 (2014-04-19 00:37)