のこされた翼 [70年代クロニクルズ]
海岸には、海の家が立ち始めました。
今年もそろそろ、海の家の手伝いをする季節です。
かつては数10軒立ち並んだ海の家も、今では3軒に減ってしまいました。
1976年、その海岸を舞台に、大学の卒業制作として映画の制作をしました。
題名:「のこされた翼」40min 16mm
出演:飯山弘章 引地薫 藤原強 純アリス ほか
海辺の田舎町で暮らす高校生たちの夢と挫折を描いた40分のモノクロ映画です。
当初は、ピーター・ボグダノビッチの「ラストショー」という映画が念頭にあって
海辺の映画館に集まる高校生の話を考えていたのですが
映画館での撮影許可が難しく、違う物語に変更しました。
撮影は7月10日~20日までの10日間で、キャンプ場で合宿しながら撮影をしました。
学生映画といっても、映画を制作するには、かなりのお金がかかります。
機材、現像、編集、アフレコ、ダビング、プリント作業などは学校の施設が無料で使えますが
フィルム代、交通費、車両費、衣装費、美術費、雑費などの実費が発生します。
この作品の場合は、それらの費用が50万円ぐらいかかったと思います。
その費用は、監督、キャメラマン、俳優などが出し合います。
費用を出し合うことで、各自が卒業制作にエントリーするわけです。
監督は演出力、キャメラマンは撮影技術、演技者は演技力が、卒業制作の審査対象になります。
何の実績もない学生監督に自分の卒業を託すことになるので
スタッフや出演者は、作品を慎重に選定します。
4年の時は、制作費稼ぎのアルバイト、シナリオ執筆、準備、撮影、友人の撮影の手伝いなど
学生時代で、もっとも忙しい年になりました。
毎日学校に行っても、授業には出ず、いろいろな作業をしなければなりません。
そのため、教養過程などで単位を落としていると、卒業そのものが危うくなってきます。
実際、私もギリギリの単位での卒業でした。
当時の映画界は斜陽の風が吹いていて、卒業しても映画界に進めるかどうかは判りません。
これが、自分にとって最後の映画制作になるかもしれない、という思いもあり
どの学生たちも卒業制作には気合が入っていました。
長い間、私はこの作品を人に見せることができませんでした。
ああすればよかった、こうすればよかった、そんな後悔と言い訳が先に立ち
冷静に観ることができなかったからです。
しかし、40年近く経った今では、それが、自分の実力だと納得し
あの頃の自分の未熟さと精一杯さを、懐かしく思うことができるようになりました。
映画のラストシーンでの主人公のモノローグ。
「秋になれば、僕の手製のグライダーが
小さな夢を海の向こうまで運んでくれるにちがいない。
涙ぐみながら、僕はやっぱり小さな夢を捨てきれないのだと思う。
さよならを言うには、夏はあまりにもまぶしく輝いている」
※画質、音質ともかなり劣化してます。
今年もそろそろ、海の家の手伝いをする季節です。
かつては数10軒立ち並んだ海の家も、今では3軒に減ってしまいました。
1976年、その海岸を舞台に、大学の卒業制作として映画の制作をしました。
題名:「のこされた翼」40min 16mm
出演:飯山弘章 引地薫 藤原強 純アリス ほか
海辺の田舎町で暮らす高校生たちの夢と挫折を描いた40分のモノクロ映画です。
当初は、ピーター・ボグダノビッチの「ラストショー」という映画が念頭にあって
海辺の映画館に集まる高校生の話を考えていたのですが
映画館での撮影許可が難しく、違う物語に変更しました。
撮影は7月10日~20日までの10日間で、キャンプ場で合宿しながら撮影をしました。
学生映画といっても、映画を制作するには、かなりのお金がかかります。
機材、現像、編集、アフレコ、ダビング、プリント作業などは学校の施設が無料で使えますが
フィルム代、交通費、車両費、衣装費、美術費、雑費などの実費が発生します。
この作品の場合は、それらの費用が50万円ぐらいかかったと思います。
その費用は、監督、キャメラマン、俳優などが出し合います。
費用を出し合うことで、各自が卒業制作にエントリーするわけです。
監督は演出力、キャメラマンは撮影技術、演技者は演技力が、卒業制作の審査対象になります。
何の実績もない学生監督に自分の卒業を託すことになるので
スタッフや出演者は、作品を慎重に選定します。
4年の時は、制作費稼ぎのアルバイト、シナリオ執筆、準備、撮影、友人の撮影の手伝いなど
学生時代で、もっとも忙しい年になりました。
毎日学校に行っても、授業には出ず、いろいろな作業をしなければなりません。
そのため、教養過程などで単位を落としていると、卒業そのものが危うくなってきます。
実際、私もギリギリの単位での卒業でした。
当時の映画界は斜陽の風が吹いていて、卒業しても映画界に進めるかどうかは判りません。
これが、自分にとって最後の映画制作になるかもしれない、という思いもあり
どの学生たちも卒業制作には気合が入っていました。
長い間、私はこの作品を人に見せることができませんでした。
ああすればよかった、こうすればよかった、そんな後悔と言い訳が先に立ち
冷静に観ることができなかったからです。
しかし、40年近く経った今では、それが、自分の実力だと納得し
あの頃の自分の未熟さと精一杯さを、懐かしく思うことができるようになりました。
映画のラストシーンでの主人公のモノローグ。
「秋になれば、僕の手製のグライダーが
小さな夢を海の向こうまで運んでくれるにちがいない。
涙ぐみながら、僕はやっぱり小さな夢を捨てきれないのだと思う。
さよならを言うには、夏はあまりにもまぶしく輝いている」
※画質、音質ともかなり劣化してます。
タグ:のこされた翼 卒業制作
なつかしさいっぱいですね。
by sigedonn (2014-07-10 20:51)
メジャーデビューする前の純アリスさんでしょうか?
貴重なフィルムだと思います
ありがとうございました☆
by タイド☆マン (2014-07-11 05:33)
阿字ヶ浦なのでしょうか?夏の海はいいですね( ^ω^ ) ギラギラした感じがあって。今じゃ日中は避けて夕日を眺めるのが精一杯ですけどね(^_^) 映画面白いと思いましたよ!もちろん純アリスさんのファンなのでよこしまなおっさんの思いですけど。彼女と同じ空間を共有されていたのかと思うとメチャクチャ羨ましいです(^_−)−☆
by アビッチ3号 (2014-07-11 06:03)
懐かしくって鳥肌が立ちました。アップしていただきありがとうございました。♪
by マリエ (2014-07-11 07:42)
お早うございます。
私には別世界のご経験ですね。
台風がそれてホッとしています。
by 夏炉冬扇 (2014-07-11 07:45)
純アリスさん!
お懐かしいです。
by ちょんまげ侍金四郎 (2014-07-11 07:55)
純 アリスさんが、懐かしいですね。。
青春時代の思い出、当時の夢が蘇ってきますね。
by なんだかなぁ〜!! 横 濱男 (2014-07-11 08:03)
こんにちは!
地元は カンカン照りで暑いです。
映像も 熱かったです。
ありがとうございました。
by ちゅんちゅんちゅん (2014-07-11 16:38)
なんだかとてもステキ。。。
by marumi (2014-07-11 17:14)
懐かしく思うことができる
それは、大人様になったからでしょうか
さみしいような、そんな気もいたしますね
by engrid (2014-07-11 17:31)
楽しませていただきました(^o^)♪
by Kun-KunBEAR (2014-07-11 19:10)
海の向こう・・・ 自分の未来 自分の可能性・・・
というコトでよろしいでしょうか
オレンジシャツ・・・
人混みでは目立って すぐ分かって良い と かみさんが言います・・・
by タイド☆マン (2014-07-11 19:14)
これはこの週末 じっくりと鑑賞させて頂きたいと思います!^^)
映画制作とは異なると思いますが・・・
獏は下手くそバンドをやっていて
下手くそなクセにいきがって オリジナル曲をやりたいと背伸びし
作詞作曲をしましたが その曲を今でも家族友人に
聴かせることが出来ません・・・
恥ずかしさと後悔と もっとこうすればヨカッタが
混在する感覚です。。。。。。。。。
by 獏 (2014-07-11 19:29)
■sigedonn さん
若き日の、遠い思い出です。
■タイド☆マン さん
この映画の頃は、デビューした後でした。
これからどうすればいいのか、彼女は考えていた時期だと思います。
家内の友達だったので、出演してもらいました。
この映画の後、東京キッドブラザースの演出家に紹介して
彼女は演劇の道に入りました。
■アビッチ3号 さん
察しの通り、阿字ヶ浦海岸です。
昔は遠浅で波もある、きれいな海岸でした。
ひたちなか港ができて、防波堤を築いたため波はなくなり
潮の流れも変わってしまいました。
明日の土曜日から、海の家の今年の試験営業がはじまります。
駐車場の入口に立って、せいぜい客を曳こうと思います。
純アリス、この頃は人目を惹きましたね。
■マリエ さん
マリエさんも江古田育ちだったですよね。
映画には当時の学生の空気感が残っていると思います。
■夏炉冬扇 さん
学生時代、こんなことをしていました。
今は昔です。
今朝は台風に備えていたんですが、拍子抜けでした。
■ちょんまげ侍金四郎 さん
彼女の息子さんたちも俳優をやっているので
彼女は、ステージママのようなことをしています。
■なんだかなぁ〜!! 横 濱男 さん
純 アリス、ご存知でしたか。
>青春時代の思い出、当時の夢が蘇ってきますね。
まさに、若き日の思い出、若き日の夢です。
そういう年齢になってしまいました。
■ちゅんちゅんちゅん さん
未明から台風に備えて身構えていたのですが
拍子抜けしてしまいました。
こちらも、午前中から気温と湿度が上がり
むっとするほどの天気でした。
>映像も 熱かったです。
私も含めて、映画に携わった連中の熱気が伝わればうれしいです。
■marumiさん
私も仲間たちも、若き日の情熱を、卒業制作にすべて注ぎ込みました。
この時のスタッフに会うと、思う存分昔の話に花が咲きます。
■engrid さん
>懐かしく思うこと
そういう気持ちは、自分が現役なら出てこないでしょうね。
自分が遥か群衆をはなれた場所にいることで
やはり懐かしさがこみあげます。
そして、若いころから家内には
子供ねぇ、とよく言われていたので
その頃に比べれば、私も少しは大人になったかもしれません。
■Kun-KunBEAR さん
つたない映画ですが、私を含め制作に携わった人たちの情熱が
込められていると思っています。
■タイド☆マン さん
>自分の未来 自分の可能性・・・
仰る通りです。
海辺の田舎町からどうやって脱出するか、そればかり考えていました。
>オレンジシャツ・・・
たまには、そういう色を着ないとダメですね。
■獏 さん
>恥ずかしさと後悔と もっとこうすればヨカッタが
>混在する感覚です。。。。。。。。。
モノ作りをすると、どうしてもそういう感覚におちいりますね。
見識が高いところにあるのに
自分がそれに追いついていかないというジレンマ。
しかし、それもどこかで吹っ切れることがあるかもしれませんね。
私の場合は、そういうジレンマに悩みながら
やっと自分の足元が見えてきました。
でも、足元が見えないほうが、無茶苦茶なエネルギーがでたりもしますね。
by cafelamama (2014-07-11 20:20)
青春群像ですね。
時代、世代のモヤモヤ感が伝わってきます。
若いころの思いと情熱は強烈ですが
技術が伴いません。
歳を経ると、知恵や知識、技術はそれなりに向上するのでしょうが
思いは拡散し情熱は消えかかっています。
貴重な思い出ですね。
by そらへい (2014-07-11 22:25)
モノクロ映像と当時の海岸周辺etc…ものすごく興味深かったです。
「想い」も合わせて伝わってきました。大事な宝物ですね☆
by 塚ぴょん (2014-07-11 22:29)
まずは1枚目の写真。
負けん気の塊のような監督の表情が何とも言えず頼もしくもあり、
また、危うさを打ち消すためのもろい強がりのようでもあり。
でも若さって、多かれ少なかれそういうものが支配的だと思います。
そういう意味で、このトップの写真は実にいいですね。
40分の白黒映画、全編観せていただきました。
映画全般の雰囲気は勿論なのですが、使われている音楽やクルマ
と言った小道具にも非常に懐かしさを憶えました。
特にクルマ、セリカが2種類(ノーマルとLB)も出てきて嬉しかった。
当時、セリカが欲しくてたまらない時期があったから余計です。(笑)
76年に製作されて、卒業されたのは77年の3月なのでしょうか。
もしそうだとすると、3年生をダブった私と同じ年の卒業です。
大都会東京と九州の片田舎という異質の空間ながら、まったく同じ
時間を過ごしていたのですね。
今さらながら、やっぱりそうだったのか・・・という思い強し。
しかしこういう形で、過去にエネルギーを注入した成果物がキチンと
遺っているというのは、実に素晴らしいことですね。
ただただ遊び惚けていた輩には、その欠片さえも遺っていません。
ちょっと寂しいけど、凡人の人生とはそんなものでしょうね。
cafelamamaさんの人生が輝きすぎなんです!^^
by song4u (2014-07-11 23:21)
映画、休日に拝見させていただきます。
今はこんなコメントですみません。
by DEBDYLAN (2014-07-11 23:46)
僕も2~3度観させて頂いてからコメントさせて下さい
by (。・_・。)2k (2014-07-12 01:04)
忘れがたい思い出ですね。
一生の宝と思います。
by よしあき・ギャラリー (2014-07-12 06:04)
1970年代 アフレコがメインでしたね
撮影中に覚えたセリフはアフレコ終るまで
覚えてなくっちゃ というプレッシャーも(笑
作品が残るのは 素晴らしい事ですね(^^ゞ
by DON (2014-07-12 09:17)
純アリス
随分と懐かしい名前です。
集合写真が、誇らしげですね。
by 八犬伝 (2014-07-12 10:30)
テンポがよくって、時間を忘れて一気に見ました
おもしろかったです
画面のなかの人物の配置とか、動きとか
ものすごく計算されている気がして、、映像を見ていて
なぜかcafelamamaさんちの計算されつくされた配置の「畑」が
脳裏に浮かびました 笑
それにしても出演してる女優さん3人とも美人ぞろい!
なかでも純アリスって、三浦浩一の奥さんってことしか知らなかったけど
うつくしいですね、彼女の起用で作品の格がさらにあがった気がします^^
by はなだ雲 (2014-07-12 16:33)
■そらへい さん
群像劇が好きなので、いろいろなエピソードを描いたのですが
反省点としては、いくつかエピソードを減らして
ひとつひとつを、もう少し丁寧に描きこめばよかったなと思っています。
>若いころの思いと情熱は強烈ですが技術が伴いません。
まったく、その通りですね。
年齢を経て、自分の足元が見え、分別がつきはじめると
無心に進んでいくことの怖さを感じてしまい
情熱が失せていきます。
「見る前に跳べ」の時代が懐かしいです。
■塚ぴょん さん
風景だけを考えれば、海岸周辺は、大きく変わりましたね。
ただ、自分の想いは、あの頃とそんなに変わっていません。
恥ずかしさも、照れも、今はなくなって
遥か遠い昔を懐かしんでいます。
■song4u
>まずは1枚目の写真。
まるで、世界中を敵にまわしているような顔ですね。
強がりともろさの両方をポケットにねじ込んで
自分自身に凄んでいました。
笑顔になって、もう少し肩のチカラを抜けば
映画も、もっと面白く作れたかもしれませんね。
あの頃は、それができませんでした。
全編ご覧いただき、ありがとうございます。
恐縮です。
クルマのことは詳しくないんですが
学生俳優たちのクルマを劇用に使わせてもらいました。
あの頃、セリカは流行っていましたね。
>76年に製作されて、卒業されたのは77年の3月なのでしょうか。
そのとおりです。
songさんがひとつ上で、そらへいさんが3~4つぐらい上かなと私も思ってました。
若干の年齢差はありますが
僭越ながら、おふたりとは同じ時代の空気を感じています。
こういうものでも、ちゃんと遺しておいてよかったかなと思います。
卒業したころは、作品ごと封印してしまおうと思いました。
数十年経って、ブログ上で皆さんに観てもらうことになるとは
思いもかけませんでした。
■DEBDYLAN さん
コメント、いただけただけでうれしく思います。
■2k さん
画像や音質がよくないので、お見苦しいかもしれません。
40分もあるので、お気楽にご覧ください。
■よしあき・ギャラリー さん
はるか、遠い昔に、こんなものを作っていました。
未熟ながら、当時の情熱のすべてをかたむけました。
■DON さん
>1970年代 アフレコがメインでしたね。
そうでした。
あの頃は同時録音より、アフレコ全盛の時代でしたね。
同録ではないので、どうしてもリップががずれてしまうんですよね。
撮影した時のテンションを
アフレコまで持続させるのは大変だったでしょうね。
■八犬伝 さん
純アリス。息子さんのお嫁さんがおめでたらしく
彼女も、もうすぐおばあちゃんになろうとしています。
■はなだ雲 さん
ご覧いただきありがとうございます。
学生時代は野心と強がりだけで生きていたので
卒業後、このフィルムは破棄しようと思っていたんです。
引っ越す度に、毎回そういう思いにかられました。
でも、捨てることができなかったんです。
遺しておいてよかったと思います。
今は、気恥ずかしさも照れも、ぜーんぶなくなりました。
純アリスは、この映画の撮影後「東京キッドブラザース」に入り
演劇の道にすすみ、三浦さんと出会うわけです。
by cafelamama (2014-07-12 20:22)
純アリスさんが出演されているとは(驚)・・
このあとじっくり見させていただきます。
by NO14Ruggerman (2014-07-13 00:55)
とても学生の作った映画とは思えませんでした
失礼ですが 撮影の方法も 多様な技法を使われていて
感動しました 背景の処理が丁寧だなぁ~と感じました
ロケハンをちゃんとしているからなんだろうという感想です
おっしゃられるように 反省点が多いのかも知れませんが
完成された作品だと思います
僕も動画用にカメラを手に入れたので少しずつ撮っていこうと
やる気が出ました(^^)
by (。・_・。)2k (2014-07-13 02:18)
■NO14Ruggerman さん
純アリスは、ちょうどアイドル時代が終わった頃だったと思います。
家内の知り合いだったので、ノーギャラで出演してくれました。
■2k さん
観ていただきましてありがとうございます。
卒業制作は、監督の出身地で撮影されることが多く
自分がよく知っている景色を想定してシナリオを書いています。
そのため、ロケハン前に、おおよそのイメージはできていました。
まったく知らない場所で撮影するときのロケハンはむずかしいですね。
どうしても、通りいっぺんのロケハンしかできないので
つっこんだ計算がしにくいですね。
2kさんの動画用のキャメラ、興味あります。
私はまだ、一眼での動画撮影の経験はありませんが
撮影されたら、ぜひアップしてください。
by cafelamama (2014-07-14 06:28)
再上映の機会はお付き栗にならないのでしようか?
ぜひとも拝見してみたいです(^^)
by 駅員3 (2014-07-14 08:03)
純アリスは好きでした。
純アリスに似て、もっとお嬢さんな方で鈴木道子という人がいました。
一般人ですが、日大の芸術に通っていました。
その人が好きで一度、ご自宅へ遊びに行きました。
私鉄沿線の或る駅で降り、彼女と一緒に歩きました。
ここ、と言われ、大きな門を指さします。
駅からずっと続いていた、長~い塀は彼女の家の大きさを示すものでした。
とんでもない敷地の大きさに、彼女が、デキの悪い男を好む理由が分かった気がしました。彼女が不揃いの男を好む理由は、趣味みたいなもんだと、知りました。日大の芸術は、だから私にとっては、そういう「完璧」な人の通う素敵な大学のように、ずっと思っています。だから今でも、業界を志す子どもには、日大の芸術を勧めています。
by tommy88 (2014-07-14 09:03)
初めまして。
素晴らしい宝物ですね。
青春時代に貴重な経験が出来て
、しかも映像は残りますよね。
純アリスさんの名前は知っています。
by yoko-minato (2014-07-14 09:55)
映画は未来へ残っていくと誰かが話していたと思うのですが、やはり、いいですね。
最近は邦画が好きになり石井裕也監督などの作品を見ること多いです・・・(^O^)
by ken (2014-07-14 11:45)
■駅員3 さん
残念ながら、フィルムが、大学のライブラリーに入ってしまったので
再上映の予定はありません。
当時はプリント代もバカにならなかったので
予備のプリントをとっていませんでした。
■tommy88 さん
鈴木道子さんという方は存じませんが
美形の女子学生だと演劇学科か放送学科あたりの
学生ではないでしょうか。
当時、わが映画学科の女子は、日芸の中でも異彩を放つほど地味で
目を惹くような人はいませんでした。
自主映画などの女優は、演劇学科から調達していました。
男子学生は貧乏ったらしくて、むさくるしいのばかりでしたね。
もちろん、私も含めてですが。
業界を目指すなら、早稲田、明治、立教あたりがいいと思います。
現場を目指すなら、今は日本映画大学もいいですね。
■yoko-minato さん
コメントありがとうございます。
今思えば、映像を遺しておいてよかったと思っています。
完成した直後は、封印してしまおうと思っていました。
■ken さん
>映画は未来へ残っていく
そう、ありたいですね。
古い映画を見返すと、映画には時代の匂いや空気感が残っていますね。
石井裕也監督、1本しか見ていませんが、すごくいいですね。
by cafelamama (2014-07-14 18:25)
ステキな青春の思い出ですね
出演なさっている方々は学生さんでしょうか
皆さん本物の俳優さんに負けない演技力に驚きました
純アリスさんと言う方がプロになられたようですが
素質がある方々は違いますね
沢山の思いでを持っているcafelamama さんをいつも羨ましいと
思っています。ステキな財産です☆
by めい (2014-07-14 22:38)
うわぁ純 アリスがいる!大好きでしたぁ。
by シルフ (2014-07-15 00:41)
ピーター・ボグダノビッチの「ラストショー」はDVDを持ってるけれど…
映画館の想い出が強くてなかなか再見出来ないでいます。
梅田シネマとっくに潰れちゃったしね(笑)
いい監督だったなぁ。
by シルフ (2014-07-15 00:46)
■めい さん
ご覧いただいてありがとうございます。
当時からアイドルで活躍していた純アリス以外は
ほとんど学生です。
学生には見えないふけた顔の人もいますが(笑)
スタッフもキャストも夢に向かって
それぞれのチカラを精いっぱい出し合いました。
映画作りはたいへんですが
若き日の思いを共有できたことは、いつまでも残りますね。
■シルフ さん
この当時の純アリスは、アイドル時代を経て
次にどうしようかという時期だったと思います。
学生時代、ピーター・ボグダノビッチには憧れました。
作風もタッチも新鮮なのに
ニューシネマ独特の荒々しさがなく
映画をよく知っているなぁ、と感心していました。
by cafelamama (2014-07-15 05:54)
cafelamamaさんの思い出が一杯詰まった作品のようですね、 お宝映像が見られて良かったです、映画はほとんど見ないので芸能界の事も疎いので出演者がどんな人達だったのかもわかりません。
by 馬爺 (2014-07-15 20:26)
今年の湘南は、アルコール飲料・花火・音楽の禁止・パトロールの強化とルールが一段と厳しくなりました。ちょっと窮屈ですが、家族連れの方も安心して遊べる場所になるのなら私も賛成です♪
by 空の下 (2014-07-15 23:29)
こんばんは。先ほど全巻見せていただきました。若者が集って1本の映画を作る・・・それだけでも素晴らしいことですね。それぞれの演技がとても自然で好感が持てましたし、カメラワークやカットのつなぎ方、移動撮影など、映画づくりのテクニックに貪欲に挑戦し、見事にこなしていると思います。まさにみなさんの青春時代の金字塔。若者の考え方と時代の空気そのものが伝わってきました。
この作品、大学から借り出してデシタライズされたら、上映の機会も持てますし、いかがでしょう。「ラストショー」は私も好きな映画です。
by sig (2014-07-15 23:52)
■馬爺 さん
学生時代の総てを注ぎ込んだつもりですが
まだまだ、上手く語れていない気がしています。
実は私も芸能界のことはよく分かりませんが
たまには映画を観て世界を広げるのも悪くはないです。
■空の下 さん
昔に比べると、海岸の規制はけっこうあるようですね。
飲酒も禁止なのは、いいですね。
それだけで空き缶やビン類のゴミが減りますね。
当地の海岸では、バーベキューが禁止になりました。
■sig さん
全巻ご覧いただきまして、ありがとうございます。
映画製作は、困難なことが山積みですが
みんなが集まって、1本の映画を作ることは、ほんとに素晴らしいことだと思います。
学生映画の稚拙さから抜け出すために、カメラワークや編集にばかり気が行ってしまい
作品の独自性とか類型化されていないキャラクターの創出といった
映画演出の根本的な部分がおろそかになってしまった、というのが大きな反省点です。
ずいぶん前に16mmからVHSにテレシネし
その映像をパソコンに取り込んでデジタイズしてあります。
ありがたいお話ですが、こうしてブログやyoutubeで皆さんに観ていただければ
それで十分だと思っています。
by cafelamama (2014-07-16 17:37)
さすがだなぁ。当時よくあった自主製作映画って8ミリカメラで撮ったホームビデオの延長のようなレベルとは訳が違いますね。
70年代の匂いが良く出ています。ATGで掛かっていてもおかしくない作品でしたよ。いい思い出がおありで羨ましい限りです。
by KEI (2014-07-17 22:37)
■KEIさん
ご覧いただきましてありがとうございます。
「横道世之介」のような映画と比べると
あまりにも類型的な自分の演出力の未熟さを感じてしまいます。
登場人物のキャラクター作りには反省が残るのですが
佳くも悪くも、70年代の匂いはするかもしれませんね。
by cafelamama (2014-07-18 21:32)
おはようございます。
遅ればせながら作品拝見させていただきました。
僕より8年年上の青春時代の映画だけど、
なんだか懐かしく感じました。
70年代、80年代と世代は少し違うけど、。
もっと平凡な日常だったけど。
僕が過ごした10代の後半もこんな感じだった気がします。
青春とは走るコトだなぁ。
なんて、あらためて思ったりもしました^^;
by DEBDYLAN (2014-07-20 07:20)
こんにちは。大学四年の七月に撮影されたものなのですね。これから映像のプロとして打って出る直前の作品なので気持ちの入りかたや編集のこだわりが伝わってきました。冒頭、三人乗りが、転倒し、土手に寝そべるシーンを見てすでに、これはいい映画になる、という予感が。
実際「海の家」というちょっと不思議な空間に暮らし、人が行き来する快感と、秋が来れば消えていく正反対の寂しさ、それらの感情をもういちどフィルターに通して出来上がったとでもいうべき青春映画でしょうか。
モノクロの醍醐味である暗闇の使い方が、すでに、プロの腕前で、これは、演出というか、天性のものだと感じました。タイトルもシンプルで、そのまま、テーマやモチーフにつながっています。
海の家が生活の一部なので、そこから抜けたいという気持ちはつねにあるかもしれませんが、反対に、海の家という異空間を体験したからこそできる作品もあるような気がします。この作品などはまさに。出発の気持ちを忘れないためにも、いつも手元に置きたい作品ですね。
by ikamasa (2014-07-22 08:02)
■DEBDYLAN さん
>青春とは走ること
なるほど、そうかもしれません。
走る以外に方法が見つからないんですね。
とにかく走る。ひたすら走る。
全力で走ることで届くもの、届かぬものを判断していたように思います。
私の青春も、そんな感じでした。
■ikamasa さん
コメント、ありがとうございます。
ご推察通り、高校時代の海の家でのバイトの経験が作品のベースになっています。
当地は、東京へはさほど遠くない地方都市ですが
比較的地元に残って暮らす人が多く
その地から抜け出して暮らしていくことが
遙か遠い地へ出かけて行くような思いがありました。
そんな高校時代のもやもやした気持ちを描こうと思いました。
何十年か経って、こうして皆さんに観ていただくことできて
私を含め、スタッフや出演者たちも喜んでいるでしょう。
丁寧な感想をいただきまして、とてもうれしく思います。
ありがとうございます。
by cafelamama (2014-07-23 17:27)