味覚障害 [暮らし]
胃の手術で入院中は、重湯や野菜のポタージュなど、味気ない病院食ばかり食べていました。
退院したら、あれも食べたい、これも食べたいと、食べものの事ばかり考えていたのです。
退院後、それらを実際に食べてみると、味に違和感があって美味しく食べることができません。
今まで好物だった食べものでさえ、以前とはまるで違う味に感じられて戸惑いました。
どうやら、術後に味覚障害になってしまったようで、何を食べても嫌な味になってしまうのです。
旨味成分であるはずの出汁の味が不快に感じられ、煮物が美味しくありません。
牛肉は食べられるが、豚肉は臭みが気になって食べられない。
野菜の味がそこはかとして、ハッキリしない。
油ものは、カラダが受け付けようとしない。
イチゴやバナナ、リンゴなどの果物や、ヨーグルトなどは食べることができます。
味覚障害の症状は人によってさまざまらしいですが、私の場合はそんな感じです。
長年の卑しん坊のツケが回ったのでしょうか。
何を食べても美味しく感じないというのはつらいです。
とは言え、体力を付けなければならないので、食べないわけにはいきません。
足らない栄養とカロリーは「ウィダー・イン・ゼリー」のようなゼリーフードで補っています。
味覚障害の原因はいろいろあるようですが、そのなかのひとつに亜鉛不足があるようなので
亜鉛のサプリメントを買ってきてもらいました。
年末やお正月の食事は、まだまだ美味しく食べられそうにありませんが
当分このサプリメントを摂取しながら様子を見ようと思います。
皆様、よいお年をお迎えください。
退院したら、あれも食べたい、これも食べたいと、食べものの事ばかり考えていたのです。
退院後、それらを実際に食べてみると、味に違和感があって美味しく食べることができません。
今まで好物だった食べものでさえ、以前とはまるで違う味に感じられて戸惑いました。
どうやら、術後に味覚障害になってしまったようで、何を食べても嫌な味になってしまうのです。
旨味成分であるはずの出汁の味が不快に感じられ、煮物が美味しくありません。
牛肉は食べられるが、豚肉は臭みが気になって食べられない。
野菜の味がそこはかとして、ハッキリしない。
油ものは、カラダが受け付けようとしない。
イチゴやバナナ、リンゴなどの果物や、ヨーグルトなどは食べることができます。
味覚障害の症状は人によってさまざまらしいですが、私の場合はそんな感じです。
長年の卑しん坊のツケが回ったのでしょうか。
何を食べても美味しく感じないというのはつらいです。
とは言え、体力を付けなければならないので、食べないわけにはいきません。
足らない栄養とカロリーは「ウィダー・イン・ゼリー」のようなゼリーフードで補っています。
味覚障害の原因はいろいろあるようですが、そのなかのひとつに亜鉛不足があるようなので
亜鉛のサプリメントを買ってきてもらいました。
年末やお正月の食事は、まだまだ美味しく食べられそうにありませんが
当分このサプリメントを摂取しながら様子を見ようと思います。
皆様、よいお年をお迎えください。
タグ:味覚障害 亜鉛
ミュージックビデオ [CM]
今年の夏、知り合いの音楽プロデューサーからミュージックビデオの制作を依頼されました。
KUNIという新人アーティストのデビュー曲で「ありがとう」という曲です。
普段はなかなか言えない“ありがとう”という言葉を、素直に家族に伝えたいという
想いを感じさせる曲でした。
ミュージックビデオに限らず、映像と音楽のマッチングというのは、なかなか難しいものです。
とくに、歌詞の内容を安易になぞった映像は、つまらないものになってしまう可能性があります。
たとえば、♪~ひとり酒場で飲む酒に~という歌詞に、酒場で酒を飲む女の映像を重ねると
単純で薄っぺらな見え方になってしまいます。
映像と音楽は、ある程度、距離感があったほうが深みが出る、というのが私の持論です。
かといって、両者がまったくかけ離れ過ぎていても、しっくりしません。
音楽と映像のマッチングで思い出すのは「2001年宇宙の旅」という映画です。
宇宙船が飛ぶシーンに、近未来の宇宙的なイメージの電子音楽ではなく
ヨハン・シュトラウスのワルツ「美し青きドナウ」が用いられていたのです。
そのマッチングの凄さに、私は鳥肌が立ったことを憶えています。
以来、SF映画に出てくる宇宙空間には、クラシックなオーケストラ曲が定番になりました。
ミュージックビデオの打ち合わせの時
アーティストを画面に出すことはNGで、映像は歌詞の内容に沿ったものにしてほしいとの要望が
音楽プロデューサーから出てきました。
そして、動画ではなく静止画でやりたいと。
よりによって、映像を歌詞の内容をなぞるようなものにしてほしいとは・・・
いろいろな例を挙げて、そういう映像表現を回避しようとしたのですが
私の意見は却下されました。
作詞も手がけている音楽プロデューサーには、詩の内容に強い思い入れがあったのでしょう。
私は、たたき台として企画コンテを作成しました。
それに基づき、キャメラマンに素材を撮影してもらいながら少しずつ編集作業を進めました。
どうしても詩の内容をなぞっているので、ベタな表現になるのは避けられませんが
できるだけ象徴的に描くことで、多少なりとも奥行きを出そうと試みました。
以下が完成版です。
KUNIという新人アーティストのデビュー曲で「ありがとう」という曲です。
普段はなかなか言えない“ありがとう”という言葉を、素直に家族に伝えたいという
想いを感じさせる曲でした。
ミュージックビデオに限らず、映像と音楽のマッチングというのは、なかなか難しいものです。
とくに、歌詞の内容を安易になぞった映像は、つまらないものになってしまう可能性があります。
たとえば、♪~ひとり酒場で飲む酒に~という歌詞に、酒場で酒を飲む女の映像を重ねると
単純で薄っぺらな見え方になってしまいます。
映像と音楽は、ある程度、距離感があったほうが深みが出る、というのが私の持論です。
かといって、両者がまったくかけ離れ過ぎていても、しっくりしません。
音楽と映像のマッチングで思い出すのは「2001年宇宙の旅」という映画です。
宇宙船が飛ぶシーンに、近未来の宇宙的なイメージの電子音楽ではなく
ヨハン・シュトラウスのワルツ「美し青きドナウ」が用いられていたのです。
そのマッチングの凄さに、私は鳥肌が立ったことを憶えています。
以来、SF映画に出てくる宇宙空間には、クラシックなオーケストラ曲が定番になりました。
ミュージックビデオの打ち合わせの時
アーティストを画面に出すことはNGで、映像は歌詞の内容に沿ったものにしてほしいとの要望が
音楽プロデューサーから出てきました。
そして、動画ではなく静止画でやりたいと。
よりによって、映像を歌詞の内容をなぞるようなものにしてほしいとは・・・
いろいろな例を挙げて、そういう映像表現を回避しようとしたのですが
私の意見は却下されました。
作詞も手がけている音楽プロデューサーには、詩の内容に強い思い入れがあったのでしょう。
私は、たたき台として企画コンテを作成しました。
それに基づき、キャメラマンに素材を撮影してもらいながら少しずつ編集作業を進めました。
どうしても詩の内容をなぞっているので、ベタな表現になるのは避けられませんが
できるだけ象徴的に描くことで、多少なりとも奥行きを出そうと試みました。
以下が完成版です。
復帰 [暮らし]
9月半ばに、体調不良に関する記事を書いてから、3ヶ月も経ってしまいました。
その間、皆様から励ましやお気遣いのコメントを頂いていましたが
なかなか返信できずにいたことをお詫びします。
実は胃がんの手術を受け、今週退院してきました。
当初は、ストレスによる逆流性食道炎だと診断されたので
休養を取れば体調も回復するだろうと気楽に考えていました。
気分転換を図ろうと、家内とベトナムのホーチミンに出かけたのですが
体調は回復するどころか、胃の不快感がさらに増してきました。
帰国後すぐに内視鏡(胃カメラ)検査を受けると、胃がんであることが判明。
胃を全摘し、がんとは関係のない胆のうと脾臓も摘出する手術をするとのことでした。
胃がんの宣告を受けてから手術までの1ヵ月の間は
つい余計なことを考えてしまうことが多くなり、眠りの浅い日が続きました。
深夜2時頃には目が覚めてしまい、空が白んでくるまで、余計なことを考えてしまいます。
食欲も落ちて体重も7~8キロは減っていました。
そんな日を過ごす私を、間近で見ていた家内の心労は計り知れないものだったでしょう。
11月には、横浜の息子たちが会いに来てくれ、玉ねぎの植え付けを手伝ってもらいました。
家族そろって作業をしていると、久しぶりに笑顔になっている自分を感じました。
入院前日には、東京から仕事仲間たちも訪ねてくれ、屈託ない時間を過ごすこともできました。
11月21日入院。11月25日手術。12月9日退院。
入院中、病室の窓から見えるメガ・ドンキを、私は毎日飽きもせずに眺めていました。
次々とクルマが駐車場に入り、建物の中に人々が入っていく何の変哲もない風景が
私を安らいだ気持ちにさせてくれたのです。
うまく言えませんが、淡々とした日々の営みのようなものに励まされていたような気がします。
食事の制限もあって、まだ体力は回復しませんが、術後の経過もよく元気で暮らしています。
今後は、体調を見ながら、更新していこうと思っています。
その間、皆様から励ましやお気遣いのコメントを頂いていましたが
なかなか返信できずにいたことをお詫びします。
実は胃がんの手術を受け、今週退院してきました。
当初は、ストレスによる逆流性食道炎だと診断されたので
休養を取れば体調も回復するだろうと気楽に考えていました。
気分転換を図ろうと、家内とベトナムのホーチミンに出かけたのですが
体調は回復するどころか、胃の不快感がさらに増してきました。
帰国後すぐに内視鏡(胃カメラ)検査を受けると、胃がんであることが判明。
胃を全摘し、がんとは関係のない胆のうと脾臓も摘出する手術をするとのことでした。
胃がんの宣告を受けてから手術までの1ヵ月の間は
つい余計なことを考えてしまうことが多くなり、眠りの浅い日が続きました。
深夜2時頃には目が覚めてしまい、空が白んでくるまで、余計なことを考えてしまいます。
食欲も落ちて体重も7~8キロは減っていました。
そんな日を過ごす私を、間近で見ていた家内の心労は計り知れないものだったでしょう。
11月には、横浜の息子たちが会いに来てくれ、玉ねぎの植え付けを手伝ってもらいました。
家族そろって作業をしていると、久しぶりに笑顔になっている自分を感じました。
入院前日には、東京から仕事仲間たちも訪ねてくれ、屈託ない時間を過ごすこともできました。
11月21日入院。11月25日手術。12月9日退院。
入院中、病室の窓から見えるメガ・ドンキを、私は毎日飽きもせずに眺めていました。
次々とクルマが駐車場に入り、建物の中に人々が入っていく何の変哲もない風景が
私を安らいだ気持ちにさせてくれたのです。
うまく言えませんが、淡々とした日々の営みのようなものに励まされていたような気がします。
食事の制限もあって、まだ体力は回復しませんが、術後の経過もよく元気で暮らしています。
今後は、体調を見ながら、更新していこうと思っています。
タグ:胃がん